演奏の二大ポイント

◇腹式呼吸(大きく息を吸って同じ圧力で吐き続ける)
 吹く直前に、大きく空気を吸い込みます。次に大きく吸った空気を一度に、また不必要に溜めたりしないで、決まった量をセーブしながら少しづつ吐き出して行きます。
 この出すときの吐き方が一つのコツになります。胸(肺)や口先だけで呼吸を調節するのでなく、お腹の底からしぼるように、腹圧をコンントロールしながら横隔膜を自然に押し上げる気持ちで、お腹に力を入れて最後まで徐々に吐き出すことが腹式呼吸のコツです。
 一つの小節の吹き方を例にすると、たとえば、一小節内のメロディーでは、よし笛に加わる風圧は一定で同じ強さになります。それは、小節内のフレーズの音の流れに表現を付けたり、フレーズのつなぎ目でブレスがしっかり瞬時にするためで、非常に聞きやすくきれいに演奏することができます。

◇空気のスイッチ(喉と舌の使い方)
 腹式呼吸と並んで、非常に大事なポイント(タンギング)です。知らずに吹いていると、数年経験された方でもなかなか上達しておられないことがあります。
 スタッカートのように瞬時に空気を遮断する方法です。口内の空気の増減だけで、フー、フーと吹くのではなく、お腹から続けて押し上がって来る空気を、瞬時にON・OFFするスイッチの役目を果たします。複式呼吸によってお腹からは常に圧力が掛ったままになっていますから、口元で瞬時に空気を遮断開閉します。お腹の圧力を緩めて音を止めるのではありません。喉の奥と舌で空気を開閉します。吹き出しは、吹く前に息を止めおなかに先に空気を圧縮しておき、喉と舌を開いて、瞬発力を加えて空気を押し出します。逆に切るときは、吹いていたときの圧縮された空気を一瞬に遮断します。音が出ている間は常に一定の音圧はかかっています。そうすることによって、一個一個のオタマジャクシの開閉のたびに音圧が下がったり、音程も狂うことはありません。メロディーをきれいに表現できるかどうかの分かれ目ですのでよく習得しましょう。

[ Home ]